文庫判 248頁
著者:石丸晶子
1935年生まれ。東京経済大学名誉教授。日本近代・現代文学専攻。著書に『式子内親王―面影びとは法然』(朝日新聞社、1989。紫式部文学賞受賞)、『法然の手紙―愛といたわりの言葉』(人文書院、1991)ほか。
[ 商品説明 ]
鎌倉時代、乱世に翻弄された人々は誰も彼もが救いを求めていた。貴族も、武士も、そして民衆も。月あかりのようにやさしく照す仏による救いの光が、法然その人を通して混沌の世に注がれる。月刊『浄土』に連載された「法然上人をめぐる人びと」を再編集し文庫化。たおやかな筆致で描く珠玉の短編小説集。
本書は、法然上人鑽仰会発行『月刊 浄土』に連載された同名の小説を加筆・訂正・改編し、文庫化したものです。
下巻(収録作品)
面影のひと(続)
四国流罪
師を慕う親鸞
月影の使者