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2002年 1月
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*オープンセミナー そう、だから法然上人

11月21日、東京都千代田区のよみうりホールを会場に、第1回オープンセミナー「そう、だから法然」が1200名の聴衆を集め開催された。
このセミナーは平成23年に迎える宗祖法然上人800年大遠忌に向け、上人を多くの市民に理解して欲しいと企画。画家の平山郁夫氏、哲学者の梅原猛氏、カトリック神父の井上洋治氏、明治学院大学教授阿満利麿氏、大本山増上寺成田有恒法主、法然上人のご法語や各氏の著書の一節を朗読する、かたりすとの平野啓子氏が出演した。
午後5時30分、セミナーは大本山増上寺僧侶の雅楽演奏と声明で開演、法然上人直筆の「南無阿弥陀仏」が舞台中央に掲げられた。
初めに平山氏と石上善應浄土宗総合研究所長が対談でトーク。平山氏は被爆体験や念仏信仰の深い父の背中をみて育ち、アフガニスタンや敦煌の仏教遺跡に魅せられたこと、芸術が人の心を浄化するなどの持論を語った。
また、井上氏は、その著『法然―イエスの面影をしのばせる人』から、法然上人に出会い、日本人のキリスト教宗教者としての方向性をつかんだことなどを、阿満氏は自著『法然の衝撃』から、法然上人は仏教を庶民の教えにした日本の宗教改革者であると披露。梅原氏は「日本仏教は法然上人から始まった。私は上人を敬愛している」と語り、自説の法然上人の生涯を中心に、その万民救 済の思想に迫った。
また、成田台下は「法然上人の非暴力の教えが、今まさに必要。世界にこの教えを広めていただきたい」と訴えた。

*差別戒名物故者追善法要

浄土宗による第6回「差別戒名物故者追善法要」が、10月27日、京都市左京区の大本山知恩寺(大野忍敬法主)で営まれた。
この法要は、江戸時代から明治初頭にかけ、被差別部落出身者に、当時の身分制度を容認し、僧侶が差別戒名を授けた過ちを反省、懺悔するとともに、死後にまで苦しみを背負わせた人々への追善回向を営むもの。併せて、人権や差別問題の研修を行ってい る。
当日は、部落解放同盟中央本部執行委員長の組坂繁之氏をはじめ、京都などの府県連の要職者を迎え、本宗内局、宗議会議員、教区長、教化団長、同和問題啓発講師など300名が参列。大野忍敬台下を導師に迎え、水谷幸正宗務総長・熊谷靖彦宗議会議長を 脇導師に法要が営まれた。
法要中、水谷総長は「追悼の言葉」で、懺悔と追善の誠を表すとともに、浄土宗僧侶があらゆる差別を見逃さない心を培う決意を表明。また、参列者全員で、諸精霊の冥福を念ずるために、百萬遍大念珠繰りが行われた。

*ヒロ明照院90周

11月3日、ハワイ島のヒロ明照院(谷地興文主任)で、創立90周年記念大法要が、270名を集め行われた。
同院は1909年、清水観碩開教使が、豆腐屋を営む橋本家の二階を仮布教所としたのがおこり。1911年に本堂が完成、その年が法然上人700年遠忌にあたり、明治天皇より「明照」の諡号を賜ったことからヒロ明照院と称した。
今回の記念法要にあたり、1年前からバザーや寄付で資金を集め、自分たちの手で本堂、ホールなどの修理を、また、閉鎖されたラウパホエホエ浄土院の鐘を釣る鐘楼をも手作りで建設した。
当日は、日本からの団参も迎え、厳粛な法要、晩餐会と、一同、1年がかりの手作り大法要に感慨もひとしおだった。

*大分教区檀信徒の集い

11月12日、別府市の「ビーコンプラザ」を会場に、大分教区(阿部信之教区長)檀信徒の集い(おてつぎ運動推進大会併修)が行われ、県内から約600名が集った。
同教区の青年会員、吉水講員らによる開会法要に続き、総本山知恩院執事長牧達雄師の「21世紀の教団のあり方」と題した宗祖法然上人800年大遠忌の話が、知恩院常任布教師横井照典師による客席を歩きながらの「生かせ生命」の法話が、チベット声楽家バイマーヤンジンさんの「だれもが幸せになるために」と題した歌と講演が行われ、ユーモアあふれる話術に引き込まれていた。
また、会場では、チベットの小学校建設募金も行われ、建設推進委員会に寄付された。

*尾張教区御忌法要

尾張教区(林碩三教区長)が、11月10日、名古屋市の建中寺を会場に「尾張教区御忌法要」(おてつぎ運動推進大会併修)を開催、約650名の檀信徒が集まった。
御忌法要に先立ち、総本山知恩院遠忌局部長安藤光宣師が、念仏のありがたさと法然上人のご苦労を、「御忌」の意味を含めて法話。
記念講演は漫才師の獅子てんや師が「仏にひろわれて」と題し、師の体験をもとに、今自身が生きていることの意義とそのお蔭について、ユーモアを交えて語り、聴衆は深い感銘を受けていた。
法要は光照寺(名古屋市)山田紘正住職導師のもとに勤められ、参加者の詠唱や念仏の声が堂内に満ち溢れた。

*浄土宗芸術祭美術展

11月13日から18日まで、京都市美術館別館を会場に、浄土宗芸術祭美術展(浄土門主御法主墨蹟展・宗門関係学校学生美術展併催)が行われた。
これは浄土宗と浄土宗芸術家協会(山田良定理事長)の主催により行われているもので、協会会員や浄土宗教師、寺族、檀信徒らに、絵画、彫塑、写真、工芸、書などの出品を募り行われているもの。今回で26回目を数える。
初日は、大本山清浄華院法主大田秀三台下、大島良彦浄土宗社会局長、山田理事長らによるテープカットで開場。来場者は、浄土門主中村康隆猊下や各大本山法主の墨蹟、出展された芸術作品、宗門関係学校生の作品など約200点に見入っていた。

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